ほのかに甘くて、しっかりとした食べ応え、一度食べ始めるとついつい止まらなくなるあの自然派おやつ。大洗で忘れてならない名産品、それが「干しいも」です。このおいしさの秘密を、アウトレットそばで「干しいも」を生産している「幸重」の小野瀬三雄さんにお話を伺いました。 ■ここ大洗周辺はなぜ「干しいも」が名産なのでしょう? 「干しいもづくりには天候と土質が非常に重要です。アウトレット周辺は、重い黒土のため水分の多い「干しいも」に適した芋がとれます。干しいも用のいもは皮が白いのが特徴です。昔から、大洗・那珂湊・阿字ヶ浦は「三浜(さんぴん)地区」と言って、冷たい海風を利用して干しいも作りが行われていました。」 ■なぜ海の冷たい風が大切なのですか? 「干しいもは晴れた日に北風にさらすことで甘みが増します。寒さを利用して糖分を引き出すのです。」 ■干しいもはどのように作るのでしょうか? ≪原料のさつまいもづくり≫ 4月 種芋の準備 8〜9月 適度な雨が降ると◎ 10月初旬〜11月上旬 収穫・寒くなるまで保管 11月下旬〜12月初旬 加工開始 ≪干しいもへの加工≫ 1, 大きなボイラーで1週間蒸す(ふわふわになる) 2, 熱いうちに皮をむく 3, 冷まして薄くスライスする 4, すだれに広げて天日に1週間干す 5, 完成!12月中旬〜3月にかけて全国へ出荷する ■小野瀬さんがこだわっていることはありますか? 「今では冷風乾燥機で干しいもは2日間でできるようになりましたが、やはり天日は甘みやお芋の"つや"が全く違います。全て手作業ですので時間がかかりますが、天日干しにこだわっています。」 ■干しいもはなぜ最近人気があるのでしょうか? 「干しいもは天然の素材だけで作ることもあり、子どものおやつとしてもぴったり。また、砂糖をいっさい使わない自然の甘みで、ビタミン類を多く含むアルカリ性食品です。繊維質も多いため整腸作用もあり、健康食品として女性が買っていかれることも多いです。」 改めていただいてみた干しいもは、香り高く思ったよりもしっとりした感じ。噛めば噛むほど、ほのかな甘みが増し、後をひきます。そのまま食べるだけでなく、あぶったり、少し焼いて生クリームを添えてスイートポテト風に食べたり、と工夫次第でおいしさも広がります。 「干しいも」も昨今の人気で、スライス状・スティック状・丸干し…などと見た目にもバラエティが出てきています。アウトレットやアウトレット周辺でも色々な干しいもに出会えますので、お土産に本場の味をひとついかがですか? ≪大洗の干しいもはここで買おう!≫ ・幸重 小野瀬三雄 TEL 029-267-4634 ・パイレーツマーケット(大洗リゾートアウトレット内) TEL 029-267-7183 ・JA管轄の直売所(大洗・水戸・内原・茨城町など)